コロナでうつになる人、コロナで救われる人

うつ病

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっており、日本でも様々な問題が発生している。

ウイルスとの戦いは長期化するのは確実だ。

そして私たちの日常生活に支障を来たし始めている。

感染のリスク以外にも長引く自粛生活や外出制限、経済的問題など様々なストレスが人々を苦しめているようだ。

コロナうつなんて言葉も出始めているようだが、私たちはどのようにコロナウイルスに向き合うべきだろうか。

スポンサーリンク

コロナで不安になる人

コロナの影響は色々な形で私たちを不安に陥れる。

もちろん直接的にコロナウイルスに感染し辛い思いをされた方、大切な人の命を奪われた方もいるだろう。

そういった方は実際に恐怖や不安を感じたり、悲しみに暮れるのは当然である。

だが、ほとんどの人は直接的影響より間接的な影響にストレスを感じているのではないだろうか。

長期に及ぶ自粛生活、それに伴う夫婦間や親子間の関係悪化、外出制限による外食や旅行などの娯楽の停止、テレワークなどによる職場環境の変化、経済停滞による収入の減少などの経済的問題といったところが代表例であろうか。

このような二次的な問題により長期的なストレスを感じるとうつ状態になってしまうのであろう。

家にいる時間が増え、テレビを見ればネガティブな情報ばかりで気が滅入ってしまうかもしれない。

先日スーパーでレジを待っていたとき、違う列のおじさんが後ろの客に「近くに来るな、離れろ!」と怒りを爆発させていた。

こういった光景は現在、至る所で見られるだろう。

コロナのせいでイライラしている人が増えているようだ。

だが少し冷静になって考えてもらいたい。

コロナウイルスに感染し重症化のリスクがあるのは高齢者もしくは基礎疾患がある方が大半である。

まずこれに当てはまらない人は命の危険は少なく過度に不安になる必要はないように思える。

コロナで救われる人

コロナの影響で苦しんでいる人が多い中、コロナのおかげで救われた人がいるのも確かだ。

そんな人いるのかと思うかもしれないが、私は実際に知っている。

例えば学校でいじめを受けている人や職場に行くことが辛い人などの学校生活や職場で問題を抱えている人達である。

私も学生時代にいじめられていたからわかるのだが、いじめられている人は学校に行くことが恐くて仕方がない。

コロナにより学校が休校になったことで、自殺まで考えるくらい追い詰められていた人が自殺を思いとどまることができたかもしれない。

少し冷静になって考える時間もできるかもしれない。

このいじめられている人は紛れもなくコロナによって救われているのである。

職場に行くことが憂鬱でたまらなかった人も自宅で仕事ができるおかげで心が軽くなったかもしれない。

職場に嫌いな人がいる人はその人に会わずに仕事ができるためストレスが減るかもしれない。

このようにコロナによって救われる人や物事が好転する人がいることも事実なのだ。

私もその内の一人である。

物事には必ず良い面と悪い面が存在する。

いじめられている人や職場で辛い思いをしている人だけがコロナによる良い影響を受けているわけではない。

悪いことばかりと嘆いている人の中にも気づいていないだけで良いことがあるかもしれない。

暗い話題ばかりの世の中に見えるが、良い方向に進んでいることだってある。

無駄な飲み会などが減ったおかげで自分時間が増え、お金の浪費も減ったであろう。

会社に行かなくてもリモートで充分仕事ができることに気づいたかもしれない。

患者であふれていた病院の待合室から本当に治療が必要な患者のみが病院に行くようになった。

自分の時間がふえたおかげで、自分の好きなことや成長のために時間を使うことができるのだ。

きっと何かしらの良いことがあるはずだ。

しかし、現実的に悪い影響があることも事実だし、それによりストレスを抱えておる人も多い。

悪い面ばかりに目を向けていると不安は募る一方だ。

自分の自由時間を自己成長のチャンスととらえ好きなことに励むか、ネットやテレビを何も考えずに見るかはあなたの自由である。

私はテレビをほとんど見ない。

なぜなら無駄に不安や恐怖を植え付けられるからである。

ニュースやワイドショーはネガティブな話題がほとんどであり、現在は毎日のようにコロナの話題で持ちきりである。

今日の感染者数や死者数などは必ず報告されるし、芸能人への感染や、時には芸能人が死亡するというショッキングなニュースも入ってくる。

コメンテーターは勝手な持論を述べみんなの不安を煽っているし、基本的に何かを批判している。

メディアは私たちを不安にする事が仕事であり、テレビを見ていると無意識のうちに不安にさせられてしまうのである。


テレビで流れている内容の内、私たちが直接的に影響を受ける話題はどれほどあるだろうか?

自分に関係ない話題で不安になっていないだろうか?

自分に関係のある話題の客観的事実だけを受け入れればそんなに不安になる必要はないのである。

すべてコロナのせいではない

レジ待ちで近くの人に怒りを爆発させていた人を思い出してほしい。

その人はコロナを理由にして自分のイライラを他人にぶつけているだけではないだろうか。

本当に感染が怖いのであれば自分が動いて他人との距離を取れば良いし、スーパーに行かなくても食品を家に届けてくれるサービスを利用する方法もある。

他人に怒りをぶつける人は元々自分の中に心の不安定さがあり、コロナを理由にしてそれを爆発させているだけだ。

また、コロナのせいで夫婦間や親子間の関係が悪化したという人がいるが、それはコロナのせいではない。

元々あった問題、見て見ぬふりをしていた問題がコロナのせいで表面化しただけである。

もし、夫婦や親子間で本当に良好な関係が築けているのならば、コロナのせいでその関係が崩れたりしない。

コロナのおかげで見て見ぬふりをしてきた問題に向き合うべき時が来たのである。

経済の停滞で窮地に立たされている会社もあるであろう。

ただそういった会社も今回のコロナ騒動で会社の弱い部分が露呈してしまったのではないだろうか。

今後の時代の流れに乗るために必要な改善点が見えてくる可能性もある。

すべてをコロナのせいにすることは簡単である。

しかし、そこから何かを見出し、より良い方向に進むために努力することは可能である。

コロナのせいではなく、コロナのおかげで見えてくるものはたくさんある。

コロナで成長する人、コロナで腐る人

コロナの自粛時間を運動にあて、ダイエットに成功した友人がいる。

もう一人の友人は給料を減らされたせいで自暴自棄になり、酒や暴食に走り、周りに醜態をさらしている。

最初の友人は自粛時間を利用して今までできなかった運動を始めることができた。

自分の成長のために時間を投資できたのである。

二人目の友人はコロナのせいで腐ってしまった。

ちなみに一人目の友人もコロナのせいで収入が減っていたことは同じである。

あなたはどちらの人に魅力を感じるだろうか。

コロナのせいで変化した環境をチャンスととらえ成長するか、変わってしまった環境をコロナのせいにして腐るかは自分次第である。

私にとってのコロナ騒動は今まで気づかなかった問題に向き合うチャンス、自分を成長させてくれるチャンスをもたらしてくれた。

いつか始めてみたいと思っていたブログも開設することができ、今こうして執筆できている。

様々な問題に対して辛い思い、苦しい思いをされている人はたくさんいると思う。

しかし、その問題に向き合い、考えることで、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれない。

皆さんも今回のコロナ騒動で腐る人になるのではなく、是非とも自分の成長につなげてもらいたい。

タイトルとURLをコピーしました