叶えたい夢や目標があるのに頑張れなくて辛い思いをしていませんか?
そのような人は職場や家庭で自分より頑張っている人を見ると、不安や焦りに襲われてしまうことでしょう。
周りの人は頑張っているのに、なぜ私は頑張れないのかと自分を責めてしまっているかもしれません。
今回は
・頑張れる人と頑張れない人の違いについて
また
・頑張りたくても、頑張れず辛い思いをしている人
に向けた内容となっています。
頑張れる人と頑張れない人の違いを理解することだ、頑張れなくて辛い思いをしている人の心が少し軽くなると思います。
1、頑張れる人と頑張れない人の違いは?
頑張れる人と頑張れない人の違いを考えたことがありますか?
私が今まで生きてきて感じたことは
頑張れる人はどこまでも頑張れるし、頑張れない人はどうやったって頑張れない
ということです。
そんなの理由になっていないと思われるかもしれませんが、実際そうなのです。
もう少し具体的に言うと
「生まれ持った体力」+「生まれ持った精神力」=「その人の頑張れる力」
となるのです。
つまり、生まれた瞬間にどこまで頑張れる人なのかある程度決まっているといえます。
もちろん、育った環境や自分自身の努力で変わる部分もありますが、ベースとなる体力、精神力は変えることは難しいのです。
生まれつき強靭な体力と精神力が備わっている人は、どこまでも頑張ることができます。
寝ず頑張っても問題ありません。
逆境や困難も力に変えてしまいます。
このような人が大きなことを成し遂げるのかもしれません。
しかし、その裏で頑張れない人も多く存在します。
私自身も全く頑張れない人間です。
頑張っている人に憧れを抱いて、ジムに通って体力を鍛えたり、自己啓発の本を読みまくって精神力を鍛えようとしましたが、どうやったって頑張れないのです。
逆に身体や精神を鍛えなくても頑張れる人はどこまでも頑張ることができます。
頑張れる人と頑張れない人の違いは、生まれ持った体力と精神力に依存します。
自分の甘えや怠けは関係ありません。
頑張れない自分を責めるのは止めましょう。
2、頑張れない人が無理に頑張ると?
どこまで頑張れるかが生まれつき決まっていると聞いて、納得できない人もいるかもしれません。
例えば、超絶ブラックな会社を想像してください。
その中でも平気で頑張れる人と簡単につぶれてしまう人がいます。
その違いはなんでしょうか?
生まれ持った体力と精神力の違いとしか言いようがありません。
そして、自分の持っている体力、精神力以上の頑張りをすると確実に心身に異常をきたします。
一度、身体や精神を壊してしまうと、体力や精神力が大幅に奪われてしまうため、余計に頑張れなくなります。
つまり、頑張れない人が無理に頑張ると、さらに頑張れなくなるという悲しい結果になってしまうのです。
この負のスパイラルにはまっている人が多く、頑張れる人と頑張れに差がどんどん広がっていきます。
私自身も無理に頑張った結果、メンタルがやられてしまい、体が動かなくなりました。
特にうつ病などの精神疾患を患ってしまうと、頑張るどころではなくなってしまうのです。
3、頑張れない人はどうすればいいのか?
それでは頑張ることができない人は、人生を諦めるしかないのでしょか?
決してそんなことはありません。
なぜなら、自分が頑張れる範囲で頑張っていれば、人並みに生きていく上では支障は出ないはずだからです。
「頑張れない」と言っても、何もできないわけではありません。
できることや得意なこともたくさんあるはずです。
自分のできることや得意なことを頑張れる範囲で実行すれば、たいていの場合、大丈夫なはず。
そこからさらに人生を好転させたいなら、自分より頑張っている人に感謝をする、そして自分より頑張れていない人には手を差し伸べることが非常に大切です。
そうすることで信頼関係が生まれたり、自分が頑張れない時に助けてもらいやすくなります。
自分が思うように頑張れないからといって、頑張っている人を妬んだり、自分より頑張れていない人に対して高圧的な態度をとる行為は絶対にしてはいけません。
そのような人は嫌われ、孤独を深めるだけです。
生まれつき頑張れる人は、自分より頑張れない人を助ける、助けられた人はさらに頑張れない人を助ける。
このような助け合いにより社会は成り立っています。
頑張れないことを、代わりに頑張ることで成り立っている仕事も多く存在します。
どこまで頑張れるかは本当に人それぞれです。
自分の生まれ持った体力、精神力の範囲で頑張ってみることを意識しましょう。
4、どこまで頑張れるかを知ることが大事
自分の生まれ持った体力、精神力の範囲で頑張ることが大切と言いましたが、そのためには自分がどこまで頑張れるか知ることが大切です。
そのことを教えてくれるのが、自分の身体です。
私たちの身体はとても正直で、言葉で嘘をつけても、身体は嘘を付けません。
頑張りすぎて体調を崩してしまったことをありませんか?
それがあなたの頑張れるレベルのボーダーラインです。
風邪を引きやすくなったり、頭痛、腹痛が出ることもあります。
人によっては寝れなくなったり、朝早く目が覚めてしまうこともあります。
大切なことはこのような身体からのサインを無視しないこと。
多くの人がこの身体からのサインを無視して、頑張ってしまいます。
そして、次はうつ病などのメンタルの不調に陥ってしまうのです。
なぜ、人は身体からのメッセージを無視し続けてしまうのでしょうか。
それは私たちが子供のころから教えられてきた
「もっと頑張らなければいけない」
「あの人より頑張らなければいけない」
という言葉が原因です。
このような言葉が当然とされているせいで、「もっと頑張らないと生きていけない」という錯覚に陥り、頑張れない自分を責めてしまうのです。
特にこのような教えの家庭で育った人は頑張りすぎてしまう傾向にあります。
「頑張り」は他人から強要されたり、他人と比較するものではありません。
5、頑張っていない人なんていない
頑張れなくて辛い思いをしている人は、何を思って頑張れないと感じているのでしょうか。
頑張っている、頑張っていないの基準があるわけではありません。
きっと誰かと比較したり、周りから言われることで頑張れていないと感じているのでしょう。
しかし、それは他人の基準に当てはめているだけです。
どこまで頑張れるかは人それぞれなので、他人の物差しでは測れないのです。
朝ベットから起きるだけで、すべての体力を使い果たしてしまう人もいます。
その人は頑張って生きていないのでしょうか。
頑張れないと悩んでいる時点であなたは充分頑張っているのです。
先ほども言ったように自分がどこまで頑張れるかを知って、自分の物差しで頑張りを評価しましょう。
夢や目標を達成するためには「頑張る」ことより「頑張り続ける」ことが大切です。
自分の身体や心と向き合わなければ頑張り続けることは難しいでしょう。
多くの人が他人の心にフォーカスし、頑張ることができなくなっているのです。
6、最後に
頑張っている人が偉いとか、頑張れない人が劣っているということはありません。
また、どこまでも頑張れる人は確かに存在しますが、その人が幸せとは限りません。
本当に幸せに人は自分がどこまで頑張れるか知っている人です。
私自身は無理して頑張りすぎたせいで、身体と心が壊れてしまいました。
しかし、そのおかげで自分の身体と向き合うようになり、頑張れない自分を責めることがなくなったのです。
頑張れるか、頑張れないかは生まれつき決まっています。
すべての人が自分のやれる範囲で頑張ればいいのです。
そして、頑張っている人には感謝の気持ちを忘れずに、頑張れない人には助けの手をさしのべることができれば優しい世界が生まれると思います