仕事は辛くて当然だと思っていませんか?
今回は
- 毎日仕事に行くのが辛くてしんどい人
- 仕事が苦しいけど我慢するのが当然だと思っている人
- 転職するかどうか迷っている人
- 仕事の悩みを誰にも相談できない人
このような内容に当てはまる方は参考になると思います。
仕事が苦しいのは当たり前なのか?
「仕事は辛くて当然」とよく言われます。
私も親から「仕事なんだから苦しくて当たり前だ」と言われてきました。
これは半分正しくて、半分間違っています。
まず、全く辛くない仕事なんて存在しません。
仕事をしている人ならわかると思いますが、働いていると必ず辛く、苦しい場面が訪れます。
これは避けようがありません。
そして、この苦しさ、辛さを乗り越えることで、人としての成長を感じられるのは事実です。
つまり、「仕事は辛くて当たり前」というのは、「仕事は苦しくても、その後自分の成長があるから乗り越えなさい」という意味が隠されているのです。
しかし、もし仕事の苦しさが数か月間毎日のように続いているのであれば、その苦しさは当たり前の苦しさではありません。
なぜなら、慢性的に続く苦しさの先に待っているものは、あなたの成長ではなく、精神の崩壊だからです。
仕事の困難は乗り越えれば成長できますが、打ちのめされれば二度と立ち直れなくなる可能性だってあります。
特にパワハラなどと理不尽な苦しさは決して当たり前ではありません。パワハラ、モラハラなどの辛さは乗り越えるといった次元の話ではないことを理解しましょう。
人によって乗り越えられるストレスの度合いは変わってきます。
今の辛さ、苦しさは乗り越えることができるのか?
そしてその先に自分の成長があるのか?
楽しさを見出すことはできるのか?
これらの問いにYESと答えることができれば頑張ってみる価値があると思います。
そして、仕事がつらく、苦しいのは決して当たり前ではないということを忘れてはいけません。
仕事が苦しい時の対処法4選
①辛いということを認める
まず、仕事が辛いということを素直に認めることです。
「仕事は辛いのが当然だ」という風潮から、辛いという気持ちを心の奥底に押し込んでしまう人が多くいます。
しかし、辛いという感情を見て見ぬふりをして、無理して働いても気持ちが楽になるわけではありません。
自分では何も感じないふりをしていても、確実に心と身体は苦しさで満たされていきます。
そして、限界を超えると身体は壊れてしまいます。
そうなる前にまず自分の気持ちと向き合ってください。
辛いならはっきり辛いと認める、苦しいならしっかり苦しいと認めることです。
自分の感情をはっきりさせ、認めないと、なぜ辛いのか?なぜ苦しいのか?という理由が見えてきません。
理由がわからなければ具体的な解決策も見つけることが難しいです。
毎日自分の気持ちと向き合い、理解するだけでも辛さは軽減されると言われています。
自己承認こそ心を癒すうえで最も大切なことなのです。
仕事がつらいのは当たり前と受け流すのではなく、その都度立ち止まり、向き合い、認めることがまず重要です。
自分の気持ちを認める方法として、私がお勧めするのが瞑想です。
寝る前に10分程度瞑想して、自分の気持ちと向き合うだけで、心に癒しをもたらしてくれます。
余計なことは考えず、目をつむり、ただ自分の感情と向き合うことで、どれくらい辛いを理解できるようになります。
②その苦しさは自分を成長させてくれるか?
自分自身と向き合うことで苦しさの理由が見えてくると思います。
その苦しさはあなたを成長させてくれるでしょうか?
例えば、上手くできない仕事があって辛いとします。
その仕事について一生懸命調べ、技術を取得しようと勉強することは成長につながります。
努力によって苦しさを乗り越えることができる可能性があるからです。
今度は上司のパワハラのような言動のせいで苦しい思いをしているところを想像してみてください。
その苦しさはあなたを成長させてくれるでしょうか?
そこから学ぶことは何もないでしょう。
成長どころか、働けなくなるまで追い込まれる可能性があります。
このような辛さからは逃げるべきです。
あなたがどれだけ頑張ろうと基本的に他人を変えることはできません。
もし自分の努力によって、変えられることがあるのなら、多少つらくても頑張ってみる価値はあると思います。
仕事が辛い時に大切なことは、その辛さから学ぶことはあるか、そしてそこに自分の成長があるかです。
成長がないと判断したのなら、今の職場にいる意味はないかもしれません。
③苦しいことを誰かに相談する
あなたの苦しみ、仕事の辛さを第三者に相談しましょう。
できれば同じ職場以外の人に相談すると良いと思います。
家族や友人など信頼できる人に話しを聞いてもらうのです。
悩みを相談することのメリットは第三者から客観的な意見を聞くことができる点です。
あなたが置かれている苦しい状況を自分では当たり前だと思っていても、他の人にとっては異常な状況かもしれません。
仕事が辛くて当たり前だと思っている人は、理不尽な環境に置かれていてもそれに気づきにくい傾向にあります。
そして、自分でおかしいと気づいたときには、手遅れな精神状態になっていることがよくあります。
そのようなことを防ぐためにも早めに相談して、第三者からのアドバイスを聞く必要があります。
しかし、悩み相談をする上での大切な注意点が一つあります。
それは他人のアドバイスが正しいとは限らないとうことです。
例えば、親に仕事の苦しさを打ち明けたとして、もし親が「仕事は苦しくて当然」という考えの持ち主だったら、アドバイスが「耐えなさい」になってしまうかもしれません。
アドバイスの内容によっては余計に混乱してしまう場合だってあります。
なのでアドバイスの内容はあまり気にせずに、ただ苦しさを打ち明けることに意識を集中させることをおすすめします。
誰かに話しを聞いてもらうだけで、心の辛さは軽減されますから。
もし本当に的確なアドバイスが欲しい場合、もしくは安心して相談できる相手がいない場合は専門家に相談することを選択枝に入れてください。
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自分の仕事の悩みが甘えなのか、異常なことなのかの判断を早くすることが重要です。
④転職する
今の職場では成長がないと感じたり、第三者から職場の問題を指摘されたら転職を意識しなければいけません。
私自身も転職を経験していますが、今では転職して本当に良かったと思っています。
なぜなら、安心できる環境で、心の余裕を持って働ける場所に移動したことで、自分の能力を今まで以上に発揮できるようになったからです。
辛いのが当たり前だと思って働いていた時は、心に余裕はなく常に切羽詰まった状態でした。
そのような状況では仕事内容や人間関係が良い方向にはならないでしょう。
簡単に言えばキャパシティオーバーだったのです。
仕事でどこまで頑張れるかは人によって異なります。
仕事が辛いのが長く続いているなら、それが当たり前だと思わずに環境を変える必要があるのかもしれません。
まとめ
今回は仕事が辛いとき、苦しい的の対処法についてまとめてみました。
仕事が辛いのが当たり前という考えは高度経済成長期には当てはまったのかもしれませんが、もう今の時代には合わないでしょう。
多くの人が自分の働きやすい環境を求めて、行動をしています。
しかし、闇雲に転職するのが良いとも決して思いません。
でも、もし仕事が苦しい状況が続いているのなら、一度立ち止まって見る必要はあるでしょう。
自分の苦しさを認めて、第三者(家族や友人、専門家など)からのアドバイスを聞いて、成長できるか見極めることで、必ず自分にとって必要なことが見えてくるはずです。