過度な恐怖は心身に悪影響を与え、夢や願望実現の妨げになっていることを忘れてはいけません。
私たちに必要なのは恐怖をなくす方法ではなく、恐怖をコントロールする方法です。
今回は恐怖のコントロール方法について解説したいと思います。
恐怖をコントロールすることは人生をコントロールすること
人は恐怖を感じると、筋肉が硬直するため身体が固まってしまいます。
要するに身動きが取れなくなってしまうのです。
これは私たちの先祖が身につけた生き残るための生存反応です。
しかし、現代社会に言い換えると、恐怖は人々を現状に縛り付け、人々の可能性を殺してしまう可能性があると言えます。
実際、多くの人は恐怖心に圧倒されてしまい、夢や目標を達成できません。
新たなことに挑戦しようとすると恐怖を感じてしまうため、身動きが取れなくなってしまのです。
そして、気づいたら自分が安心できる現状に留まってしまいます。
つまり、現状を打破し、人生を思い通りコントロールしたいなら、恐怖心をコントロールする必要があるのです。
そのための方法をこれから紹介します。
恐怖をコントロールする方法
①恐怖は必要ないことを知る
恐怖は2種類存在します。
私たちにとって必要な恐怖と不必要な恐怖です。
必要な恐怖とは命を守るための恐怖のことです。
例えば、歩いているときに車が突っ込んできたり、夜道で知らない人に襲われたりなどが該当します。
このような場合は全力で自分の身を守る必要があり、恐怖を感じるからこそ全力で行動できるのです。
大昔を生きていた私たちの先祖は、この生きるために必要な恐怖がたくさん存在していました。
猛獣や他民族から襲われる危機、飢餓の危機など。
しかし、現代において日常生活で生命の危機を感じることはほぼないので、ほとんどが不要な恐怖になります。
そして、多くの人が不要な恐怖を感じ、苦しんでいるのです。
まずは私たちが感じる恐怖のほとんどは不要で、感じる必要がないことを理解しましょう。
②恐怖は悪用されていることを知る
ではなぜ不要な恐怖に支配されてしまうのでしょうか?
それは恐怖が洗脳のツールとして用いられているからです。
あなたの周りにいる親や教師、会社の上司などは恐怖を用いて自分の思い通りにさせようとします。
私も子どもの頃から不要な恐怖を与えられ続けていました。
- 勉強をしないと立派な大人になれない
- 会社を辞めたら食っていけなくなるから、我慢して続けるべき
など。
そして、恐怖心から周りの人の意見に従ってしまうのです。
これでは誰の人生を生きているかわかりません。
実際「勉強をしないと立派な大人になれない」や「会社を辞めたら食っていけなくなるから、我慢して続けるべき」は大きな嘘で学校の勉強をしなくても立派な大人になることはできるし、会社を辞めても餓死することはありません。
また、メディアや広告もあなたの恐怖心を利用します。
今のままのあなたではダメだと新しい商品を買わせたり、ネガティブな内容のニュースを放送し視聴率を稼ぎます。
宗教だって「今のままのあなたでは幸せになれない」という恐怖を利用しています。
このような恐怖を悪用する人たちがたくさんいることを知りましょう。
そして、それらの恐怖はすべて不要な恐怖で、あなた本来の魅力や夢や願望を奪ってしまうドリームキラーへと変わってしまうのです。
③恐怖を俯瞰してみる
では、不要な恐怖に圧倒されそうになったらどうすればいいのでしょうか。
そのような場合にお勧めなのが、少し視点を上昇させ、恐怖を俯瞰してみるのがいいでしょう。
恐怖を俯瞰することができれば、圧倒されずに冷静に対処できるようになり、必要のない恐怖を取り除くことができます。
しかし、恐怖を感じると心も体も一気に重たくなってしまうので、俯瞰して捉えることを難しく思う方がいるのも事実です。
そこで、思い切って恐怖を娯楽と捉えることをおすすめします。
恐怖を娯楽なんて考えられないかもしれませんが、私たちは実際に恐怖を娯楽としている場面がたくさんあります。
例えばホラー映画を見たり、遊園地でジェットコースターに乗ったりする場面です。
このような場合では恐怖は娯楽になっており、恐怖という感情を楽しんでいます。
そして、その状況が終われば、恐怖も自然と消えてしまいます。
日常生活で恐怖を感じてしまうようなことあったとしても、その状況を映画のスクリーンで眺めるような感覚でいれば、俯瞰して娯楽のように感じることができます。
「また、あの人、不要な恐怖を感じちゃってるよ」と。
そして、映画が終わるとともに、その恐怖は自然になくなります。
このような自分を俯瞰する癖は、恐怖だけでなく様々な場面で有効です。
普段から映画のスクリーンと、それを見ている自分をイメージする癖をつけておけば、簡単に感情を俯瞰して捉えることができるようになるでしょう。
④安心の島を確立する
恐怖反対の言葉は安心です。
誰にも侵すことのできない安心の島を心の中に確立すると、恐怖に太刀打ちしやすくなります。
どんな人でも安心できるイメージを持っており、それを思い出し、その感覚にじっくり浸るのです。
例えば、子どもを抱っこしている感覚、大自然の中を歩いている感覚、子どもの頃に友達と無邪気に遊んだ感覚など。
私の場合、昔犬を飼っていたのですが、その犬の頭を撫でているときの感覚を思い出すと何とも言えない安心感が湧いてきます。
また、沖縄のきれいな海を前にして、波の音を聞きながら寝転んでいるイメージもお気に入りです。
ペットや自然、音楽などは安心感を抱きやすいので、恐怖に対抗するヒントになります。
視覚、聴覚、触覚を意識して、安心できる感覚をたくさん見つけ、自分だけの安心の島を心の中に確立しましょう。
そのようなことができれば、たとえ恐怖に圧倒されそうになっても、安心を上書きすることで恐怖心をコントロールできます。
⑤感謝できるものを探す
恐怖と感謝は相容れない感情のようです。
恐怖を感じやすい人は感謝の気持ちを意識してみると良いかもしれません。
また、恐怖を感じにくい人は、感謝の気持ちを常に抱いています。
恐怖や不安を感じて苦しくなったら、とにかく感謝してみましょう。
感謝の対象は何でもかまいません。
例え感謝するものが何もなくても大丈夫です。
私の場合、恐怖を感じたら目をつむり、瞑想しながら色々のものに感謝します。
「危険を知らせてくれてありがとう」と恐怖自体に感謝もできます。
「家族にありがとう」「友人にありがとう」「ただ生きていられることにありがとう」と様々な人やものに感謝を続けているうちに恐怖は段々と薄れていきます。
そして、純粋な感謝の気持ちでいっぱいになっていることに気づくでしょう。
そのような状態になれば恐怖は私たちの心に入ってくることはできません。
⑥とにかく行動する
私たちが感じている恐怖の99%は「うまくいかなかったらどうしよう」「怒られたらどうしよう」というような意味のない恐怖です。
これらの恐怖をコントロールする方法はとにかく行動することです。
ただ怯えているだけでは恐怖は消えません。
恐怖の原因が分かっているならそれを消すための行動をするのです。
つまり、恐怖の感情に振り回されるのではなく、原因を消すために頭と体を使うということ。
これが不要な恐怖をコントロールする方法です。
行動によって恐怖を消すことができれば、恐怖に支配される人生から、恐怖を支配する人生へと変わります。
しかし、多くの人は恐怖によって思考力が落ち、行動することができなくなります。
つまり、恐怖を感じたら、あれこれ考える前に行動してしまうことが非常に重要です。
時間がたてば立つほど恐怖は強くなり、体は動かなくなってしまいますから。
私のおすすめは、メルロビンス5秒のルールを適応することです。
恐怖が心を浸食し始めたら1・2・3・4・5のカウントと同時の行動してしまうのです。
私はこの5秒の法則を取り入れることで、圧倒的に行動力を上げることができました。
慎重に考えれば結果が良くなるわけではありません。
行動しながら考えるのが一番効率的です。
できる行動をしたら、後は結果を堂々と待っていればいいのです。
まとめ
恐怖を完全になくすことは不可能です。
しかし、恐怖を思い通りにコントロールすることはできます。
今回紹介した方法
- 恐怖は必要ないことを知る
- 恐怖は悪用されていることを知る
- 恐怖を俯瞰してみる
- 安心の島を確立する
- 感謝できるものを探す
- とにかく行動する
といってた方法の中、自分に合ったものを取り入れてみましょう。
恐怖をコントロールすることは、夢や願望を実現する上で非常に重要な要素だと言えます。
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