腸内環境を整えれば自然に精神は安定する、腸と脳の驚くべき関係とは?

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人生を楽に生きる方法

私たちの精神状態が腸などの内臓に影響を及ぼすことは良く知られている。

しかし、逆に腸の状態が脳に影響を与え、私たちの精神状態を左右することはあまり知られていない。

脳と内臓には双方向のつながりが確かに存在するようだ。

腸内環境を整えることで私たちの脳はどのように変化していくのであろうか。

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腸がメンタルに与える影響

人間の身体の大部分は細菌から成る。

その多くは腸に生息し、この腸内のマイクロバイオーム(ヒトの細菌叢)によって消化機能が左右され、脳の状態も影響を受ける。

人間がストレスを受けていると、腸内の細菌の種類が減り、逆に有害な細菌の数が増えるてしまうのだ。

過敏性腸症候群や炎症性腸疾患などの病気はストレスによって悪化する。

最近の研究では、発達した神経回路網が無数の腸内細菌から脳へ情報を伝達し、その際に脳と腸のあいだに双方向のフィードバックループを形成して精神状態に大きな影響を与えることがわかっている。

心理的逆境、精神的ストレス、トラウマなどは腸内に悪玉菌を増殖につながり、悪玉菌は気分の落ち込み、不安、鬱状態、そして逆境やストレスからの回復の低下につながる。

つまり、腸内環境の悪化が私たちの精神状態を混乱させ、回復までも遠ざけていることになる。

腸内環境の悪化が精神状態の不調につながる理由は二つある。

まず、腸内の細菌は気分に大きな影響を及ぼすセロトニンの80%以上を作っていること、二つ目にプロバイオティクス(人体に良い影響を与える微生物、または、それらを含む製品、食品のこと)などの善玉菌はGABAをはじめとする脳内の神経伝達物質受容体に直接影響することが挙げられる。

これは動物実験でも明らかになっており、プロバイオティクスを与えられたマウスはストレスホルモンの値が低く、不安や鬱状態に関連する行為も少なかった。

腸は第二の脳

腸壁にある細菌と脳のあいだでどのようにようにして情報交換が行われるのであろうか。

その役割を果たしているのが脳と胃腸系を結ぶ迷走神経である。

腸内のマイクロバイオームは神経の発達、脳内物質、情動行動、疼痛知覚、学習、記憶に大きく影響する。

したがって腸内細菌の中には不安症やうつ病と言ったストレス関連の疾患の治療に役立つものがあるかもしれない。

つまり、腸が精神状態を左右する重要な役割を果たしているのである。

これらのことから腸は第二の脳と呼ばれるようになった。

人間は頭蓋骨内の脳と腸内の脳の二つの脳を持っているのだ。

主導権を握るのは腸

消化管壁の内側には埋め込まれる形で大量の神経叢(感覚および運動および介在ニューロン)が存在する。

腸管神経系は体内のセロトニンの95%など多くの有益なホルモンを産出する自然薬物工場であり、私たちを良い気分にさせてくれる。

腸と脳を結ぶ迷走神経の90%が感覚性であり、脳から腸に指令を伝える神経線維一本につき9本の感覚神経が腸の状態の情報を脳に伝えるているのだ。

先ほど人間は二つの脳を持っておると述べたが(頭の脳と腸内の脳)、この二つの脳は太い迷走神経を通じてお互い直接コミュニケーションとっている。

驚くべきは数で勝負するならば9:1の割合で腸の方が脳に対する発言力があることになる。

つまり主導権を握っているのは脳ではなく腸なのだ。

この説が正しいとすれば、精神的豊かさを手に入れるためには脳を鍛えるのではなく、まず腸内環境を整える必要がある。

身体から発せられるメッセージ

腸から脳に向けてこれほどの神経線維が割り当てられているということは、腸から大切なメッセージが私たちに向けて発せられていることになる。

これは腸だけでなく私たちの身体全体に言えることである。

例えば、嫌な予感がすると胸がつかえたり、ふさぎ込んでいると心臓が重かったり、また腹の底から笑っているときは幸せな時間であることを感じさせてくれる。

このように内臓から発せられるメッセージは多様である。

私たちは脅威にさらされると、内臓は緊張し、胃腸系の働きが阻害される。

危険が迫っており、筋肉を素早く動かせるエネルギーが必要なときに消化に多くのエネルギーを費やす意味は無いのだ。

筋肉が緊張すると実際に危険が無くても、この緊張は危険の存在を予告するものと無意識に解釈される。

そして、脅威が長時間続き、身体にストレスがかかり続けると、交感神経や迷走神経が慢性的に過活動し、締め付けられるような胸の痛みに苦しんだり、ひどい下痢に悩まされたりする。

脳と身体の平衡状態が回復しないと、このような状態は慢性化し、疾病となってしまうのだ。

逆に脳と身体に一貫したバランスが存在すれば精神状態は自然と安定するのである。

食生活を改善し、腸内環境を整える

食生活を改善し加工食品や砂糖を摂取する代わりに、フルーツ、プロバイオティクス(人体に良い影響を与える微生物、または、それらを含む製品、食品のこと)が豊富な発酵食品を多く食べられるようにすれば、腸内環境が整えられる。

すると慢性的なストレスでダメージを負った体も心も脳も回復に向かう。

私たちの脳は腸に支配されているのだ。

マイクロバイオームの健全なバランスを保ち、正常なシナプス伝達に必要なセロトニンや栄養素が脳に供給されるよう最大限努力する必要がある。

そうすると、腸と脳の平衡状態が回復し、双方向のつながりのバランスがとれるようになる。

腸にストレスをかけるような食生活をしているなら、今すぐ止めなければいけない。

肉類や魚介類、卵、乳製品などに含まれている動物性たんぱく質や脂質の多い食事に偏ってしまうと、腸内の悪玉菌が増える原因になるため、偏った食生活は危険である。

善玉菌を増やすためには善玉菌を含む発酵食品(プロバイオティクス)と善玉菌を増殖させる働きがあるオリゴ糖や食物繊維など(プレバイオティクス)を摂取する必要がある。

具体的にプロバイオティクスはヨーグルト、ぬか漬け、納豆、キムチ、チーズなどの発酵食品、プレバイオティクスは野菜、豆類、海藻、きのこ類、果物などの食物繊維を多く含む食べ物である。

プロバイオティクスで善玉菌を摂取し、プレバイオティクスで善玉菌を増殖させることが腸内環境を改善する上で最も大切なことである。

このようにして腸内環境を整えることができれば、腸は脳に対して良いフィードバックを行うようになり、身体は確実に変化する。

サプリメントや健康補助食品を上手く利用する

発酵食品や食物繊維が多い食材を多く摂取できれば、腸内環境を変えることができるが、そればかり食べ続けるのは現実的に無理がある。

私自身の経験からも厳しい食事制限は、人生の楽しさを半減させてしまう。

そこでサプリメントや健康補助食品を上手く利用すれば無理なく腸内環境を整えることができる。

可能な範囲での食生活の改善とサプリメントを組み合わせれば、腸内環境は一気に改善される。

まずは、自分に合ったサプリメントを見つけなければいけない。

私の場合は最初に[海外直送品] ナウフーズ   プロバイオティック  Probiotic-10 (TM) 100 Billion 30.0 Vcapsというサプリメントを試した。

このサプリメントを選んだ理由は1000億という驚異的な数の乳酸菌が入っているからである。

プロバイオティクスを多く摂取し、効果的に腸内環境を改善したいという人には最適なサプリメントかもしれない。

私も実際にこのサプリメントを摂取して、効果を感じることはできたが、海外製であることに若干の不安を感じ、現在は日本製のYakult (ヤクルト) マルチプロバイオティクスサプリメント (乳酸菌/ビフィズス菌 含有) 顆粒 サプリメント (スティック包装 15包入り)を定期的に摂取している。

ヤクルトは昔からよく飲んでいた馴染みの商品で、それが顆粒状になったサプリメントなので安心して摂取することができた。


プレバイオティクス(食物繊維やオリゴ糖)に関しては、色々と試した結果、現在8つの厳選成分で内側から身体環境を整える【 おなか革命 】という健康補助食品を摂取している。

これを選んだ理由は単純に私が体の中に取り入れたい成分がバランスよく入っているからである。

腸内に溜まった悪い菌を排出し、良い菌を補給することができれば、腸内環境に革命を起こすことができる。

これらのサプリメントや栄養補助食品を組み合わせることで無理な食事制限なく腸内環境を改善することができた。

ただし、私に効果があったからといって全員に効果があるとは限らないので、たくさんあるサプリメントの中から自分の身体に合った商品を見つけて欲しい。

まとめ

近年の腸と脳に関する研究や書籍が多く発表されている。

すでに動物実験では腸内細菌を入れ替えると性格やストレス耐性までも変化することが実証されていることはとても興味深い点である。

そして、腸内のマイクロバイオーム(ヒトの細菌叢)が混乱することで喘息、うつ病、自己免疫疾患、消化器系疾患、慢性疲労症候群、繊維筋痛症などの発症率が高まることもわかっている。

これは今まで慢性的なストレスにより発症する確立が高まるとされていた病気である。

今後、腸内細菌が人間の身体を支配しているという新常識が確立されるかもしれない。

私自身もそのことは身をもって感じている。

幼い頃から慢性的な下痢や便秘を繰り返し、消化器系の症状には常に不安を抱えていたが、それは幼少期の過酷な経験により生じたうつ病やPTSDなどの精神疾患が原因だと思っていた。

しかし、大人になってから腸内環境を整え、マイクロバイオーム(ヒトの細菌叢)を良好に保ち続けることで脳は変化し、日々の不快な感覚や感情を取り除くことができた。

マインドフルネスに腸内環境を観察し、腸内環境を整え続ければ、人間の身体はバランスを取り戻し、自然と良い状態に向かうのである。

何らかの精神疾患に苦しんでいる方やストレスに弱く悩んでいる方はまず腸内環境を改善してほしい。

腸内環境を整え、腸から素晴らしいメッセージを受け取ることができれば、回復への道を歩むことができるかもしれない。

プロフィール
サカキ

幼少期に虐待、いじめを経験。トラウマに苦しめられる日々。
見返してやろうと奮闘するも、何事もうまくいかず・・・
それでも普通に働いて、幸せを感じられるようになりました。
自分に効果があった方法(治療法、心理学、スピリチュアルなど)紹介していきます。

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