愛し合って結婚した夫婦のはずなのに、いつの間にか喧嘩が絶えなくなっていませんか?
喧嘩するほど仲が良いと言いますが、頻度が多すぎるのは問題です。
喧嘩によってストレスが溜まることは、お互いにとってデメリットになります。
今回は夫婦関係を良好に保ち、夫婦喧嘩を減らす方法について紹介したいと思います。
1、なぜ喧嘩になるのか?まず抑えるべきポイント
喧嘩になってしまう要因はなんでしょうか?
原因は様々あると思いますが、根本的に「男性の常識は女性の常識ではない、女性の常識は男性の常識ではない」というポイントが潜んでいます。
そもそも男性脳と女性脳では構造が異なり、考え方が全く違うのです。
付き合っている頃はその違いが、男性らしさや女性らしさとなり、魅力を感じ、惹かれ合っていたのではないでしょうか。
しかし、結婚生活が長くなると、男女の違いは不満へと代わり、「非常識だ!」とか「なんで理解してくれないの?」などの批判的な感情が生まれてしまいます。
夫婦喧嘩が絶えない人はまず、男女の考え方や感じ方は全く異なるということを理解しなければいけません。
その上でこれから紹介する夫婦喧嘩を減らす方法に取り組めばより効果を高めることができます。
2、夫婦喧嘩を減らす方法
①自分の機嫌は自分で取る
喧嘩に発展してしまう時、そもそも自分の機嫌が悪い場合が多くないですが?
例えば、育児で思いようにいかずイライラしている、仕事でミスをして落ち込んでいるなど。
そのような機嫌が良くない状態だと、些細なことが気に障り、簡単に喧嘩に発展してしまいます。
一番身近な夫婦という存在だからこそ、自分の機嫌の悪さを相手にぶつけてしまうのです。
しかし、夫婦喧嘩をして、ストレスが発散されるでしょうか?
むしろお互いストレスが溜まるだけです。
自分の機嫌を相手に取ってもらおうとすると、たいてい失敗します。
私たちはもう大人なので、自分の機嫌は自分で取らなければいけません。
まず、イライラしている時は「今、私は機嫌が悪い」と認識し、気分をコントロールしましょう。
例えば、一回深呼吸するだけでも、落ち着きを取り戻すことができます。
相手に当たることなく、気分を落ち着かせる方法を探していきましょう。
②言い方に気をつける、人格否定はダメ
いくら相手に腹が立ったからといって、相手を傷つけて良い理由にはなりません。
特に人格に関する否定は相手を深く傷つけることになるので注意が必要です。
例えば、旦那が自分の思い通りに動いてくれないからといって、ダメ人間などと根本を否定するような言葉を使ってしまっては、相手を精神的に追い詰めるだけです。
誰も人格を否定するような人と一緒に暮らしたいとは思いません。
また、相手から何か言われたとき、内容より言い方に腹が立つことがあります。
そのせいで大したことじゃないのに、大きな喧嘩に発展してしまうのではないでしょうか。
相手に何か改善して欲しいとお願いする場合は、相手を傷つけないようにすることがポイントです。
夫婦という身近な関係だからこそ、言葉が汚くなくなってしまう傾向にあります。
夫婦喧嘩が多い人は自分の言葉をもう一度見直してみましょう。
③反応しない技術を学ぶ
夫婦喧嘩が激しくなっていく原因はお互いがお互いを否定し合うからです。
そして「私は正しくて、あなたは間違っている」という感情のぶつけ合いになると冷静な話し合いなんてできるはずがありません。
しかし、どちらか一方が相手の感情に反応しなければ、喧嘩はそれ以上ヒートアップできなくなります。
つまり、相手が感情をぶつけてきても、それに乗らなければよいのです。
相手の感情に反応しないと言うことは決して屈することではありません。
むしろ相手より一つ上の次元に立つことになります。
反応しない技術を学ぶためには書籍反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」が役に立ちます。
たとえ理不尽なことを言われても、それを怒りで返してはいけません。
基本的にイライラしたり、怒ったりしている人は精神的に追い詰められていることが多いのです。
もしかしたら、今日何か辛い出来事があったのかもしれません。
怒りを静めるように誘導できれば、パートナーとして最高に素晴らしいです。
怒りで震えている相手にそっと毛布を掛けてあげるイメージで接しましょう。
④意見が食い違った時に使える弁証法
夫婦生活を続けていると意見の対立はさけられません。
意見の対立は喧嘩の大きな原因となります。
意見が対立したときに弁証法という考え方を採用すると喧嘩が極端に減ります。
弁証法を簡単に説明すると、対立するもの同士のどちらか一方を採用するのではなく、両者を切り捨てることのない「より良い答え」を導きだし、今までより高次元な視点を生み出す思考法のことです。
例えば、カレーを食べたい人とうどんを食べたい人という対立する2人がいたとします。
ここでどちらかを採用するのではなく、カレーうどんという2つを満たすより高次元な答えを導き出せばよいのです。
これはとても単純な例ですが、夫婦でよく対立してしまうのが子育てについてです。
母親と父親で子どもの教育方針について意見が対立し、喧嘩になってしまうことは良くある話しですが、2人の共通の願いは何でしょうか?
それは「子どもに幸せになって欲しい」ことだと思います。
この共通の願いを念頭に置いて、弁証法によって、より高次の視点から答えを導き出せば、どちらの思いも切り捨てることなく、同じ目的に向かって協力することができます。
喧嘩はお互いの足を引っ張り合う行為です。
夫婦の力を最大限発揮するためには弁証法は必要不可欠なのです。
3、まとめ
今回紹介した4つの方法を意識すれば、夫婦喧嘩を極限まで減らすことができます。
- 自分の起源は自分で取る
- 言い方に気を付ける
- 反応しない技術を身に着ける
- 弁証法を利用する
これらの方法を意識すればもし喧嘩が始まってしまっても、相手や自分自身を落ち着かせることができ、喧嘩が早く終息します。
喧嘩がなくなれば、夫婦の笑顔が増え、より幸せな家庭を築くことができるでしょう。